「極めて競争の厳しい業界では、製品化までの期間の長さが、ブランドのリーダーシップや売上創出に大きく影響します。弊社アストラゼネカは、ビジネスオブジェクツ社のビジネスインテリジェンス(BI)ソリューションにより、プロジェクトの管理、コスト制御、リソース活用が改善され、競争力のある研究開発期間を確立できました。」
アストラゼネカ社ビジネス マネージャ
デビッドスカンロン氏
アストラゼネカ社の研究開発(R&D)部門は、世界6か所に12,000人以上の従業員を擁します。同社では、毎年30億ドル以上をR&Dに費やしていますが、これは、1営業日につき1000万ドル相当を費やしていることになります。
医薬品の開発は競争が熾烈であり、新たなブランドを市場に投入するための投資は、一日につき数百万ドルにのぼります。医薬品の特許は20年から25年まで持続しますが、医薬品を市場投入するまでに8年から12年かかります。したがって、製品化までの開発期間や臨床試験期間が短ければ短いほど、他社がジェネリック医薬品として販売に参入できるようになるまでのブランド優位期間が長くなり、それに伴って売上創出期間が長くなります。」
商品化までの期間を短縮するには、効率的なプロジェクト管理、慎重なリソース活用、コスト管理といった要素が鍵になります。そこで、R&D 情報を一元的なビューに直接的にアクセスできるようにすることが急務でした。
アストラゼネカ社のITコンサルタント、クリスサックスビー氏は、次のように述べます。「医薬品開発の迅速化には、弊社のR&DユーザーにグローバルなR&D 情報へすばやく簡単にアクセスできる手段を提供することが必要でした。」
アストラゼネカ社は、R&D 情報をグローバル且つビジュアルに提供するために、Matrix プロジェクト管理システムを開発しました。Matrix は、BusinessObjects を使ってOracle データウェアハウスに格納されたR&D 情報をクエリーおよび分析します。
アストラゼネカ社の6 つのR&D サイトでは、5,000 名を超えるユーザーがプロジェクトのスケジュール、コスト、リソースに関する情報へアクセスし、分析します。同社はまた、BusinessObjects を標準 BI ソリューションとして採用し、製造、財務、マーケティングなど他の部門でも利用しています。
アストラゼネカ社では、BusinessObjects Dashboard Manager をAdvizor Solutions テクノロジと組み合わせ、役員向けにR&D 部門の主要業績評価指標(KPI)をわかりやすく表示できるようにしました。
サックスビー氏によると、「ビジネスオブジェクツ社のソリューションは、アストラゼネカ社内の利用可能なR&D プロジェクト情報の範囲とアクセスのしやすさを大きく拡大、向上しました。
アストラゼネカ社は、ビジネスオブジェクツ社のBI ソリューションにより、毎日作成される膨大な量のプロジェクトデータを追跡、把握、管理できるようになりました。役員レベル、開発部門、治療部門では、最新のR&D 情報に直接的にアクセスできるため、確信を持った意思決定をすばやく行うことができます。
R&D 情報への容易なアクセス手段により、アストラゼネカ社は、新製品のプロジェクト費用について明確な展望を得ることができ、同社のプロジェクトのスケジュール管理、予算策定、リソース割り当てが改善しました。
BusinessObjectsにより、アストラゼネカ社は競合他社に対して大きな優位性を得ています。開発プロセスが迅速化により製品立ち上げが高速化し、ブランドのより早い確立とより高い収益を確保できるようになりました。
スカンロン氏は次のように述べています。「製薬業界で商品を最初に市場投入するためには、R&D 情報へ迅速にアクセスできることが不可欠です。BusinessObjects により、弊社は、この情報をグローバルに配信する基盤を得られ、しかも、刻々と変化する状況にも柔軟に対応できます。その結果、弊社は、開発のスピード化、コスト管理の改善を実現し、最終的には市場への製品出荷にかかる時間の短縮しました。生産性を高めることが、この業界で成功する鍵なのです。」